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あいさか小児科ブログ - あいさか小児科

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あいさか小児科ブログ

キッズコーナーリニューアル

公開日:2023年07月30日(日)

 

キッズコーナーをリニューアルしました。壁面には動かすおもちゃがはめ込んであります。

絵本の設置も再開しました。IMG 3436

9価子宮頸がんワクチンのギモンにお答えします

公開日:2023年05月05日(金)

令和4年の4月から、HPV(子宮頸がん)ワクチンの定期接種は、他のワクチンと同じように実施していくことになりました。

 現在接種できるHPVワクチンには3種類あります。今回は最近になって定期接種が可能になった9価HPVワクチンについて、疑問に答える記事を書きます。

 HPVワクチンとは子宮頸がんの原因になるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンです。9価HPVワクチンは、従来のワクチンで予防できるHPV(6/11/16/18型)に加えて、さらに5つの型(31/33/45/52/58型)が予防対象になります。国際共同試験では、従来の4価ワクチンと同等の効果に加え、HPV 31/33/45/52/58 型による病変が97.4% 減少したことが証明されました。

試験において頻度の高い副反応は以下のようなものでした。

注射部位の疼痛・腫脹・紅斑

 4価HPVワクチン 84.9%

 9価HPVワクチンでは90.7%(うち日本人では81.9%)

疼痛

 4価HPVワクチンでは83.5%

 9価HPVワクチンでは89.9%(うち日本人では81.9%)

失神 

 0(失神寸前の状態が3症例(3.0%))

  

 

 9-15歳女子を対象にした国内試験では、注射部位の副反応が95.0%(100症例中95症例)、特に疼痛は93.0%(100症例中93症例)に認められました。

 

 9価ワクチンは子宮頸がんの原因のおよそ約80-90%を防ぎ、感染予防効果は2価・4価ワクチンより高いとされています。

 

予防効果の持続に関しては、HPV感染予防、前がん病変予防効果が

 2価のワクチンで 最長9.4年

 4価のワクチンで 最長14年(中央値11.9年)

 9価のワクチンは 新しいワクチンのため、今のところデータはありません。

 

 9価のワクチンは新しいワクチンではありますが、新型コロナワクチンのようなまったく新しいワクチンではなく、従来の2価4価のワクチンに、おなじような原理で予防できるウイルスの型を増やして製品化されているものです。そのため、有効性や安全性については、ある程度の予測が可能だと思われます。ただし、上にも書いたように長期的な効果や副反応は、ほかのワクチンと同程度であると思われますが、今のところはっきりしたデータはありません。

 

 現在HPVワクチンを接種する場合、原則として初回に選択したワクチンを最後まで打ち続けることが推奨されています。

 

 子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しています。特に50歳未満の若い世代での増加が問題となっています。一方HPVは、生涯ですべての女性のうち、50~80%が感染するとみられます。つまり、子宮頸がんは、ごくありふれたウイルスによる疾患だといえます。

 

この記事が、皆さんのワクチン接種の参考になれば幸いです。

 

なお、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)に関するQ&A集が厚労省のサイトにあり、参考になります。(厚労省のサイトはこちら

4種混合ワクチンが生後2ヶ月から接種できます

公開日:2023年04月05日(水)

4月から、生後2か月から4種混合ワクチンを接種できるようになりました。今までは生後3ヶ月から接種を行っていましたが、接種時期を前倒しすることで、乳児で重症化しやすい「百日咳」の患者数減少が見込めると考えられています。

 

本院でも、生後2ヶ月のワクチンデビューでは、従来のヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、ロタウイルスワクチンに4種混合を加えた5種類のワクチンの同時接種をお勧めします。

 

ちなみに、日野町では今年の広報の掲載には間に合わなかったようで、4種混合の開始が3ヶ月からになっていますのでご注意ください。

インフルエンザの登園(登校)停止の考え方

公開日:2023年01月21日(土)

インフルエンザがついに、クリニックの診療圏でも流行してきました。インフルエンザにかかった場合の、登園(登校)の停止の基準についての資料を以下にのせておきます。

ちなみに、家族にインフルエンザの患者さんがいる場合、他の家族は体調に注意しながら普段どおりの生活を送っていただいて差し支えありません。

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新型コロナウイルス感染の症状があるが自宅での検査を希望される方へ

公開日:2022年09月04日(日)

最近、新型コロナウイルスの検査を自宅で行われる方、希望される方が増えてきました。また、滋賀が「検査キット配布・陽性者登録センター」の運用を開始されました。

 

抗原定性検査キットをお持ちの場合、

新型コロナであること(陽性)であることを、正しく判定するために以下のことを知っておく必要があります。

   感染が疑われるが、まだ症状がない段階(無症状の濃厚接触者など)

   発熱してそれほど時間がたっていない

これらの場合、検査で“陰性”が出ても、のちに陽性となる場合があります。

 

つまり、定性検査キットでは、症状が出てしばらくしてから(おおむね10時間くらい?)してから検査した方が正しい結果が得られるようです。

本院でも前日夜に発熱し検査したが陰性。翌日に受診され、上記のことを説明し再検査して陽性になったケースがかなりあります。逆に、無症状の段階で検査を行い陽性であった場合は、PCRで再検査しても陽性であることがほとんどです。

 

まとめると

検査キットの結果が陽性 → 新型コロナウイルス感染症と診断できる

   軽症で自宅療養が可能な場合は陽性者登録センターへ報告(下の記事を参考に)

   気になる症状がある場合は、医療機関へ連絡し受診

検査キットの結果が陰性 → 症状の有無・経過により、あとで陽性になることがある。

 

 

検査キットを持っていないが、自宅での検査を希望する場合

症状があるが、65歳以下で重症化のリスクがなく、市販薬などで自宅での療養が可能な方の場合は、ネット上から「検査キット配布・陽性者登録センター」に検査キットの配布を申し込むことで、キットが配送され自宅で検査ができます。

また、検査で陽性となった場合は、ネット上の陽性者登録フォームから報告を行うことで、医療機関の受診、再検査を行うことなく、自宅での療養が開始できることになりました。

 

 

検査キット配布・陽性者登録センターの詳細、操作方法につきましては

検査キット配布・陽性者登録センター問い合わせ窓口

TEL:0120-935-395

受付時間:9時から17時まで

新型コロナウイルスの濃厚接触者になったら

公開日:2022年08月13日(土)

濃厚接触者になったら

 

自宅待機

陽性者と最後に会った日から5日間は仕事も含め自宅待機してください。(例えば、1月19日に会われた場合は、19日を0と考え24日までとなります)

 

 

食料がないなどの理由で、どうしても外出が必要になる場合は、マスク・手指消毒などの感染対策を十分にとった上で、必要最小限で行ってください。

5日間が過ぎれば、職場や学校へも通常通りの感染対策をしたうえで復帰できます。

  2日目および3日目の抗原定性検査キットを用いた検査で陰性を確認した場合は、3日目から解除を可能する」となっています。(体外診断用医薬品、第1類医薬品と表示された検査キットに限る)

 

ただし、7日間は、次のとおり感染対策をお願いします。

1.検温など自身による健康状態の確認

2.高齢者や基礎疾患を有する者など感染した場合に重症化リスクの高い方との接触を避ける

3.高齢者・障害児者施設や医療機関への不要不急の訪問を避ける

4.マスクを着用し、感染リスクの高い場所の利用や会食等を避ける

 

毎日の健康観察

自宅待機中は、1日2回体温を測り、健康状態を確認してください。

発熱やせきなどの症状が出てきた場合は、かかりつけ医かお近くの診療所等に電話で受診の相談をしてください。

PCR検査を希望される場合(以下の2つの方法があります)

    滋賀県が行う郵送でのPCR検査キットを利用する

滋賀ネットから申し込み(無料ですが、結果判明まで時間がかかります)

新型コロナウイルス感染症患者の濃厚接触者に対する検査について|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)

    医療機関を受診して検査を受ける。

(①に比べて結果が早く出ます。検査は無料ですが、診療費用がかかります)

 

 

健康観察中に何らかの症状が出てきた場合

65歳未満で重症化リスクがなく、市販薬などを利用して自宅での療養が可能な方は、滋賀県の「検査キット配布・陽性者登録センター」へ申し込むことで、抗原検査定性キットを無料で配布してもらうことができます。陽性の場合は、ネット上から陽性者登録を行い、医療機関を受診することなく自宅療養を開始することができます。

 

検査陽性者と生活を共にする家族や同居者が濃厚接触者となった場合の待機期間

症状があれば、その症状が出た日

症状がなければ、検査を受けた日

検査陽性者が発生し、住居内で感染対策を開始した日

のいずれか遅い方を0日目として、5日間(6日目解除)となります。

 

待機中に、別の家族が発症したり、検査で陽性となった場合は、改めてその人を上の基準にあてはめて、家族の待機期間が決まります(つまり待機期間が延びてしまうわけです)

また、検査陽性で無症状であった人が、発症(発熱、咳、咽頭痛など)した場合も、その発症日を0日と考えて、他の家族の待機期間が決まります(同じく待機期間が延びることになります)

新型コロナ感染症と診断されたら

公開日:2022年08月13日(土)

新型コロナと診断されたら

 

原則自宅で待機してください(9月7日から期間が短くなりました)

自宅待機の期間

     症状がある方 症状が出た日を0日目として7日間(7/20発症なら7/27まで)

  *ただし、症状軽快後72時間経過していることが必要です。

     症状がない方 検査日を0日目として7日間(7/20検査なら7/27まで)

  *5日目に抗原定性検査キットで陰性を確認したら、6日目から解除。

 

療養期間中に次のような条件のもとで、食料品の買い出しなど、

必要最小限の外出ができることになりました。

①最初から無症状、もしくは症状が改善して24時間経過した

②公共交通機関は使わない、必ずマスク着用するなど、自主的な感染予防を徹底する

 

 

診断時に自己申告が必要な方があります。(9月26日以降)

診断時に重症化のリスクが少ないと判断された場合、ご自身で「滋賀県新型コロナウイルス診断後申告窓口」へ申告を行ってください。

電話での申告はこちら 0120-935-897(9:00~17:00)

申告後に保健所からの連絡はありません。ご自身で療養期間などを確認し、自宅療養してください。療養証明書の発行はありません。(9月1日以降、保険の給付、休業の証明に療養証明書は必ずしも必要ではありません)

 

65歳以上、入院が必要な方、重症化リスクがあり、投薬・酸素投与が必要な方、妊婦の患者さんについては、いままで通り医療機関から保健所へ届け出を行います。

携帯のSMSや電話などで療養に関する連絡があります。

 

 

ご自身で濃厚接触者に該当する方へ連絡する

 どのような方が濃厚接触者になるかは、以下のページを参考にしてください。

新型コロナウイルス感染症患者の濃厚接触に関する案内について|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)

  • 自宅療養中の注意点をまとめた資料も同じページにあります。

 

自宅療養中の健康観察について

医療機関から届出があった患者さんには、HER-SYS(ハーシス)()による健康観察を実施しています。自宅療養中の方はこのシステムを活用し、毎日の健康状態をスマホ等で簡単に報告することができますので、積極的にご活用ください。

)厚生労働省が開発した、新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理システムです。

ご利用方法等については

新型コロナウイルス感染症患者の自宅療養について|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)

の健康観察についてを参照してください。

 

自宅療養で不安なことがあった場合

療養期間内において自宅療養されている方に体調悪化等がおきた場合は、滋賀県自宅療養者等支援センターまでご相談ください。毎日24時間、電話で相談を受け付けています。

滋賀県自宅療養者支援センター 電話 077-574-8560

 

療養の終了について

自宅療養期間が終了したら、特に症状がなければ再検査、療養終了の報告の必要はありません。

 

療養証明書の発行について(医療機関では発行しません)

My HER-SYSで新型コロナウイルス感染症の診断年月日を表示したものを証明書とすることが可能です。

新型コロナ診断後自己申告を利用され、自宅療養された場合の療養期間証明書の発行については、自宅療養者支援センター(TEL:077-574-8560)へお問い合わせください。

5~11歳の方お子さんに新型コロナワクチンを打つかどうか迷われている方へ。

公開日:2022年03月17日(木)

5~11歳のお子様に新型コロナワクチンを打つかどうか、迷われている保護者の方も多いと思います。

 

ここでは、発表されている事実をご紹介しつつ、私見も交えてワクチンを接種する・しないの判断の材料にしていただける記事を書きましたので、ご一読ください。

 

 

まず5~11歳の小児に使用できるワクチンは、ファイザー社製になります。

以下はワクチンの海外で5~11歳の小児へのワクチン投与治験で得られたデータです。(日本では同様の治験は行われていませんが、様々な検討からワクチンの効果に人種差は認められず、日本の小児にも同様の効果が期待できるとされています。)

 

 

効果については以下の通りです。

このワクチンを2回接種して1ヶ月経過してからコロナウイルスに対する中和抗体を測定すると、プラセボ(本物の薬と見分けがつかないが有効成分が入っていないもの)と比べて100倍以上の差を持って上昇が認められました。

これは他の年齢の抗体価の上昇と同じ程度でした。つまり、小児だからワクチンの効果が薄いということはなさそうです。

 

 

副反応について

発赤、腫脹、疼痛、発熱、疲労、頭痛、悪寒などが多く、他の年齢と比べて大きな差はありません。また、その程度も軽症から中等度のものがほとんどで、副反応による死亡の報告はありませんでした。

従来危惧されていた心筋炎・心膜炎の発生は、実際にコロナに罹患して合併する心筋炎・心膜炎の頻度よりも低く、発生したとしても、その程度は軽かったと報告されています。

 

 

これらをふまえて、小児科学会では

新型コロナワクチンを5~11歳の小児に接種する事について、以下のような提言を行っています。

 

5~11歳の健康な子どもへのワクチン接種は12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種と同様に意義があると考えています。

 

2歳未満(0~1歳)と基礎疾患のある小児患者において重症化リスクが増大することが報告されています。

 

③基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により、COVID-19の重症化を防ぐことが期待されます。(ワクチン接種を考慮した方がよい基礎疾患とその状態についてはこちらを参照

 

④基礎疾患を有する子どもへのワクチン接種については、本人の健康状況をよく把握している主治医と養育者との間で、接種後の体調管理等を事前に相談することが望ましいと考えます。

 

以下は私見を交えてのまとめです。

現状小児のコロナ患者が重症化する例はかなり少ないと思われるので、ワクチンを接種しないという養育者の選択を否定する物ではありません。

 

ただし、小児がコロナに罹患することで、同居されている乳幼児、高齢者、基礎疾患がある方などへの影響を心配される場合、保護者の方の仕事の関係で、出来るだけ新型コロナにかかるリスクを減らしたいと思われる場合には、接種するメリットがあると思われます。

 

 

要するに、健康な子どもへのワクチン接種には、メリット(発症予防等)とデメリット(副反応等)を本人と養育者が十分理解し、十分に相談の上で接種をするかどうかを決めて頂くのがよいと思われます。

子宮頸がんワクチンの疑問に答えます

公開日:2021年10月10日(日)

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)が小学校6年生~高校1年生の女の子に対して定期接種になっていて、公費(無料)で接種を受けられることをご存じですか?

 

実は2013年から定期接種となっていていたのですが、一時期、接種後の体の痛みなどを訴えるケースが出たため、その後積極的に勧奨しない(お勧めしない)という、あいまいな立場のワクチンになっていました。

 

その後の検討で、接種と無関係に原因不明の痛みを訴えるケースが一定数あることから、ワクチンと副反応の因果関係は否定されました。しかし、一度信頼を失ったHPVワクチンの接種は進まないままになっていました。

 

世界に目を向けると、HPVワクチンは世界100か国以上で導入されています。また、昨年発表されたカロリンスカ研究所(ノーベル賞で有名ですね)の論文では、接種を行った女性の場合、子宮頸がん発症のリスクが63%低下したことが報告されています。日本ではワクチンをうたないまま10年近くが経過したため、この間に先進国では子宮頸がんの罹患率、死亡率ともに減っているのに、日本では増加しているという結果もでています。

 

子宮頸がんの罹患率は20代後半にピークになり、40歳前後までが高いことが知られています。結婚、妊娠、出産、子育てをする年齢の女性に多いがんなのです。しかし、ワクチンによって予防できる数少ないがんであることを強調しておきたいと思います。

 

HPVワクチン接種後の副反応として重篤な副反応が起こる割合は低く、厚生労働省のデータでは2,000人のうち1人という割合です。ただ、副反応で苦しんでいる方がいることや、リスクがゼロではないことも事実です。しかし、ワクチンを打って副反応が起きるリスクよりも、打つことで命に関わる病気を予防できるメリットの方がはるかに大きいといえます。

 

産婦人科学会も小児科学会も、科学的な根拠に基づいて接種をおすすめしていますが、それでも接種に関する心配があるようでしたら、遠慮なくご相談いただくのがよいと思います。

便秘について 最終回

公開日:2021年10月03日(日)

さて、子供の便秘についてのブログも今回が最後です。

 

初めてこのブログに来られた方は、ここから読んでいただいてもけっこうです。今回は過去5回分のまとめになります。

 

 

まず、便秘治療の3大原則は以下のことになります。

  便秘治療の最初にやることは、おしりをフタしている便塞栓(硬い便の塊)があるときは、便塞栓を除去してから、薬、食事、生活改善などの他の治療を開始する。

  おしりのフタが外れたら、そのままにしておくこと。また硬い便でおしりにフタができないようにする。

  おしりにおりてきたうんちは、我慢しないで出し切る習慣を身に付ける。

 

実際の診療の場面でよく陥る間違いもあげておきます。

 

便塞栓の除去では、浣腸を1回して便が出たら、それでOKと思ってしまう。 → 実際には、まだ腸の中に便がたまっていることが多いです。

→ 内服を開始しても、硬い便が出るときは、また浣腸が必要です。

 

内服薬を途中でやめてしまう。

→ 内服でいい便が出るようになったら、それを継続しましょう。

→ 毎日排便があっても、硬い便が出ているようなら、まだ便秘です。

→ 便通の経過を報告して、薬をやめる時期を一緒に考えましょう。

 

排便は本人にまかせっきり

→ 年齢により、排便のメカニズムは異なります。年齢に応じた排便習慣があり、適切な便の硬さになっているか確認しましょう

→ 排便イヤイヤ期(排便恐怖や遊びに夢中、パンツ移行期など)は誰にもあります。少しずつでも出来るようになったことをほめて、生活習慣として関わってあげて下さい。

 

今回の学会のセミナーを通して、便秘の治療は私自身が思う以上に長期戦であることを再認識しました。でも、便秘を正しく認識して、治療を継続しようという気持ちと、正しい治療を組み合わせることで、便秘による苦痛や“排便恐怖”からお子さんを解放してあげることが出来ます。

 

排便について気になることがあるようでしたら、まずはご相談いただけたらと思います。

 

便秘についてはこれでおしまいです。

お子さんの毎日が、「すっきりうんこで今日もニコニコ」になりますように。